BGMの心理学—或るお店がBGMを変えただけで、売上げが劇的にアップしたお話

今回は、BGMと売上の関係についてお話したいと思います。

音楽が人の心に与える影響については、様々な研究が行われているのですが、今回ご紹介したいのは、テキサス工科大学のCharles S. AreniとDavid Kimが1993年に行った「BGMと消費行動に関する研究」です。

AreniとKimは、リアルのワインショップで二種類の異なるタイプのBGMを流し、買い物客の行動がどのように変化するかを調査しました。

ちなみに、二種類の異なるBGMというのは、クラシック音楽と、TOP40(アメリカのラジオ音楽番組)です。

調査の結果は、驚くべき内容となっています。

BGMにクラシック音楽を流した場合と、TOP40を流した場合を比べてみると、買い物客が「見たボトルの数」や「購入したボトルの数」などはあまり変わりません。

けれども、よく見ると、「購入額」に大きな差がついています。なんと、クラシック音楽の「購入額」は、TOP40よりも3倍以上大きくなっていますね。

このことはつまり、「クラシック音楽をワインショップで流すと、買い物客はより高いワインを購入しやすくなる」ということを表しています。

参考文献:
The Influence of Background Music on Shopping Behavior: Classical Versus Top-Forty Music in a Wine Store

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