「欲求リスト」を使って、ヒット商品を生み出そう――マレーの欲求リスト

人間が持つ欲求について知ることは、ネット販売においても非常に重要なことです。

私たちは普段、いろいろな欲求を持って生きています。

たとえば、「旅行に行きたい」だとか、「友達と仲良くしたい」だとか、「モテたい」などなど。

そうした欲求を満たすために、私たちは買い物をしたり、行動したりしています。
商品を販売する企業側にしてみれば、お客様の欲求が分かれば、商売をしやすくなります。

そういった意味で、人間の欲求について知ることは、ネット販売をするうえでとても重要なことだと言えます。

では、私たちはいったいどのような欲求を持っているのでしょうか。

今回は、「マレーの欲求リスト」をご紹介したいと思います。

1.マレーの欲求リスト

アメリカの心理学者マレーは、飲食や性的欲求など12の生理的欲求に加えて、社会生活を通して経験する27の社会的欲求をリスト化しました。

<マレーの社会的欲求リスト>
1.卑下    :諦め、罰を受け入れる
2.達成    :困難を乗り越え成功する
3.獲得    :物を所有する
4.親和    :友情を築く
5.攻撃    :他を傷つける
6.独立    :他を寄せ付けない
7.非難回避 :ルールに従い、非難を避ける
8.創造    :創造する
9.反撥    :ユニークになる。他に反対する
10.反撃   :中傷者に対する反撃。名誉を守る
11.防衛   :言動を正当化する
12.服従   :上司に仕える。服従する
13.支配   :他をコントロールし統率する
14.自己顕示:他の注意を引く
15.説明   :説明する。情報を与える
16.危害回避:痛みを避ける
17.恥辱回避:失敗や恥を避ける。弱みを見せない
18.養育   :弱者を助ける。同情する。養育する
19.秩序   :物事を整理整頓する
20.快楽   :リラックスする。楽しむ
21.承認   :他に認められる。社会的地位を望む
22.拒否   :他を寄せ付けない
23.知覚   :知覚できるものの印象を楽しむ
24.性     :エロティックな関係を結ぶ
25.模倣   :他人の感情を自分のものとして味わう
26.援助   :保護や同情を求める
27.理解   :経験を分析する。知識欲を駆り立てる
(参考文献:平久保仲人著「消費者行動論」ダイヤモンド社)

2.「欲求リスト」を軸に、新しいサービスや商品を考えてみましょう

さて、マレーが指摘するように、人間がこれらの欲求を持っているのであれば、「欲求」を軸にして、いろいろなサービスや商品を生み出すことができるのではないでしょうか。

たとえば、最近じわじわと人気が出始めている「涙活」は、「25.模倣欲求」を刺激するものですね。

※「涙活」とは、意識的に泣くことでストレス解消を図る活動で、女性の間で流行り始めている模様です。

それから、「パズドラ」は「3.獲得欲求(レアなモンスターを獲得したい)」「14.自己顕示欲求(育てたモンスターを自慢したい)」「2.達成欲求(難易度の高いパズルを攻略したい)」などを刺激していると考えられます。

現状の商品やサービスに、「欲求」を刺激する要素を付け加えることで、新しい商品を生み出すことができるのではないでしょうか。

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